トータルコストが重要

安い中古車を購入したいと言うことになると、どうしても目先の本体の中古車価格の所に頭が行ってしまって、他の所に気が回らなくなってしまう人が多いです。しかし忘れてはならないのは、中古車を購入した後にも、いろいろなコストが発生するという点です。最も私たちが日常的に負担をするコストの中の一つに、ガソリン代があると思います。このガソリン代のことを意識せずに、中古車を購入してしまうと、あとあと損をしてしまうと言うことになってしまう恐れがあります。
例えば、ある中古車が安い価格で販売されていたとします。しかしその車種は、非常に燃費の悪い自動車だったとします。50万円くらい高い販売価格で、燃費のいい、似たような大きさ・性能の中古車があったとします。最初のうちは、安い中古車を購入した方が50万円お得な印象があります。しかしこの自動車を乗り続けていると、その50万円の差はどんどん縮まっていきます。そしてある段階に差し掛かってくると、後者の本体価格の高い中古車を購入した方が、トータルコストでは安上がりだったということもあるかもしれません。別に中古車を購入して少し乗りまわして、すぐに手放そうと思っているのであれば、目先の本体価格で比較してしまっても良いでしょう。しかしそれなりの長期間にわたって、中古車を乗り回すのであれば、メンテナンスにかかるコストもきちんと意識をする必要があります。
しかしこれは燃費のいい中古車の方が最終的にすべてのケースでお得になると一定のではありません。例えば、ある中古車がリッター当たり15km程度、もう一方の中古車がリッター当たり35km程度走行できる自動車だったと仮定します。この場合、燃費のいい自動車の方が50万円程度価格が高かった場合、自動車を乗り続けていれば、いずれはトータルコストで逆転をすることになります。しかし逆転をする場合、もしガソリンの価格が120円程度であったと家庭をして、逆転をするのは、11万km近くまで走行をする必要があります。中古車を11万km走行し続けることは果たしてあるでしょうか?それなりの走行距離がすでにある中古車に、さらにプラス11万km走行する前に、新しい車と買い替えをすることもあるのではないでしょうか?
あるサイトでは、燃費と車体本体の価格、ガソリンの値段を入力すると、トータルコストで両者がイコールになる走行距離を計算してくれるサイトがあります。こちらを利用して、どちらを購入した方が良いのか、慎重に判断をすべきでしょう。